草刈りはいつやるのがいい?季節ごとのポイントを解説
「草刈りのベストシーズンは?」「伐採はいつが安全?」そんな疑問に、季節ごとの特徴と実践ポイントで答えます。山梨・甲府エリアの気候感も踏まえ、無理なく・安全に・効率よく進めるコツをまとめました。
春(3〜5月)― 草刈りのスタート時期

芽吹き直後は根も葉も柔らかく、刈り負担が少ないのが春。4〜5月に一度整えるだけで、初夏の伸びが緩み、夏の作業が軽くなります。花粉や黄砂の時期はマスクとゴーグルを併用し、朝夕の涼しい時間帯に短時間で終えるのがコツ。
- 草丈がひざ下のうちに刈ると仕上がりがきれい
- 境界・あぜ・フェンス沿いは先に刈り込むと全体が整う
- 苗木や花壇まわりはキワ刈りに注意
夏(6〜8月)― 伸びのピーク、無理は禁物

暑くても長袖・長ズボンで
高温多湿で雑草の成長が最速に。2〜4週に一度の軽い刈り戻しが理想ですが、炎天下の無理は禁物です。広い敷地や斜面は午前中に区画を決めて分割作業、熱中症対策を最優先に。蜂やヘビを見かけたら日を改める判断も大切。
- 日陰→日向の順で進め、体温上昇を抑える
- 飛び石防止にネットやブルーシートを活用
- エンジン式は刃の直前点検と燃料管理を徹底
※ユタカ農機でもご依頼を頂くのはこの時期がピークです。
秋(9〜11月)― 仕上げの草刈り&伐採に最適

ススキとセイタカアワダチソウ
気温が下がり、雑草の勢いが落ちるため刈りやすさが大幅アップ。来春の管理を楽にする「仕上げ刈り」はこの時期がベスト。樹木は休眠前後で水分が抜け、伐採のリスクが低下します。太い幹や傾いた樹はプロの事前診断が安心です。
- 落ち葉は刈り払い前にブロワーで集めると効率的
- ススキ・セイタカアワダチソウは種が飛ぶ前に刈る
- 伐採と同時に切り株処理(抜根・切断)まで検討
冬(12〜2月)― 伐採・抜根のチャンス
草は休眠し、伐採・抜根・整地の計画作業に向く季節。視界が良く、害虫のリスクも低め。空き地・農地はこの時期に整えておくと、春の再生や転用(駐車場・菜園など)がスムーズです。伐採材の搬出や処分の手配も混まずに進みます。
まとめ ― タイミングの指標
草刈りは「春の初回」+「夏の維持」+「秋の仕上げ」が基本形。伐採・抜根は秋〜冬が安全で段取りも良し。面積が広い・斜面が多い・電線や建物が近い場合は、無理をせず専門家に相談しましょう。